中国メディア・今日頭条は30日、「日本を打ち負かすのに最も大事なのは日本製品をボイコットすることではなく、日本についてちゃんと学び、理解することだ」とする記事を掲載した。記事には、日本を旅行したことで実感した日本社会の優れた点などが綴られている。

 記事は、中国人は日本に対して恨みと敬服の入り混じったなんともはっきりしない感情を抱いていると紹介。このほど大阪、京都、奈良を巡る10日間の日本旅行のチャンスがあり、そこで「よく知っているのに実際に触れたことがない」日本のリアルな社会について実感してきたことを伝えた。

 まず、旅行の中で泊まった民宿についての印象だ。2階建ての戸建てで面積は小さく、ベランダなどは「まるでおもちゃ」のような大きさだったとする一方、そこには食器洗い機、スマート便座、乾燥機能つき浴室など、「至るところにこの国の成熟ぶりとスマート化ぶりが示されていた」と説明している。

 また、「日本の多くの細かい部分は、その時はなんとも思わないが、後から振り返ると驚きを感じるもの」とし、流した時に手洗いができる水洗便器、渡る方向によって音声が異なる盲人用信号機を紹介した。さらに、道路やトイレの清潔さ、「女性専用車両」には本当に女性しか乗らないことなど、秩序正しさが印象に残ったとしている。一方で、日本には積極的に席を譲る習慣がないこと、観光施設などで児童優先の通路などが設置されていないことにも気づいたと伝えた。

 記事は、人びととの交流における距離感に心地よさを感じる一方で、みんなでルールを守る中で冷淡さを感じると日本社会の印象を説明。そのうえで、「毎年2回は日本に行く友人がいる。同じ場所に何度行っても嫌にならないのだから、日本が持つ外国人観光客を惹きつける力というものが分かる」としている。

 「敵情を知る」ために日本に行って現地の社会や文化に触れるというのは物騒な話ではあるが、日本人の行動や習慣、日本社会の様子について理解を深めるためにはやはり実際に日本を訪れてみることが必要だ。「食わず嫌い」は実にもったいない。行ってみてやっぱり嫌いならそれは仕方ないが、行ってみたら好きになることもある。そして実際中国のネット上では、そのような「経験談」がたくさん転がっているのである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)blesshohoho /123RF)