中国の国内総生産(GDP)はすでに日本の2倍以上の規模に達しているが、中国の国土や人口の規模が日本をはるかに上回っていることを考えれば、日本が中国にGDPで抜かれるのは致し方ないことと言えるだろう。

 一方、日本の一人あたりGDPは今も中国を上回っている。国際通貨基金(IMF)によれば、2016年における中国の一人あたりGDPは8260ドル(約93万9276円)だったのに対し、日本は3万7304ドル(約428万7816円)と、4倍以上の差がついている。だが、中国メディアの新浪は30日、中国の一人あたりGDPが日本を超えるのは時間の問題だと主張している。

 記事は、先進国の事例を見れば第2次産業が発展すれば、第3次産業も発展していくことが分かっていると伝え、2015年におけるGDPに占める製造業の割合は中国が日本を圧倒的に上回り、33%に達したことを紹介。また製造業の1人あたり付加価値額では日本は中国の2.5倍にとどまるとし、一人あたりGDPよりも差は縮小していることが分かると論じた。

 さらに、製造業の成長が停滞する日本に対し、中国の製造業は今なお成長を続けているとしたほか、浙江省や江蘇省、広東省などの製造業の1人あたり付加価値額ではすでに日本の6-8割ほどの水準にまで成長していると指摘。

 また、これらの省の製造業の成長率は6%以上に達しているうえに、近年はIT産業などの第3次産業も急激な成長を続けていると指摘。中国には「大規模な市場」という天然の優位性まであるとし、このままの成長率を維持していけば、1人あたりGDPで世界24位まで下落している日本を中国が追い抜くのはまさに時間の問題であると主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)