経済発展に伴って中国人の生活スタイルが大きく変化している。長期連休のたびに国外に旅行に出かける中国人は少なくない。中国メディアの易匯が29日付で掲載した記事は、2016年に国外に旅行に出かけた中国人の数が日本の総人口とほぼ同数の約1億2200万人だったと紹介、国外旅行を楽しむ中国人が増えている「3つの理由」を説明している。

 記事は1つ目の理由について、中国人の収入が急速に増えていることを挙げ、一人当たりGDPが年を追うごとに増加していることからも、それは見て取れると指摘。つまり、生活に余裕が出て、余暇やレジャーにもお金を使うことができるようになった中国人が増えているということだ。

 さらに2つ目の理由として、「中国のパスポートの実質的な価値が向上したこと」を挙げ、2016年に中国のパスポートの価値は大幅に向上したと主張。中国人が旅行に行くとができる国と地域は計151にまで拡大したと伝え、多くの国が自国経済の発展のために中国人旅行客の到来を希望していると説明した。

 また3つ目の理由として、中国の各都市と各国を結ぶ国際便の数の増加を挙げ、近年の旅行市場の爆発的な拡大に伴い、各航空会社は人気路線を増やし、機体の大きな航空機を就航させるようになったと説明。こうした要素が相まり、国外旅行を楽しむ中国人が近年、爆発的に増えていると伝えた。

 そのほか記事は、中国人の旅行はここ数年で大きな変化を遂げ、単なる買い物から新しい旅行スタイルを求め始めていると説明。例えば宮崎駿監督が「もののけ姫」制作のために参考にしたとされる屋久島を訪れ、海亀の産卵を観察するといった体験を楽しんだり、日本への医療観光を申し込む人も増えていると説明した。

 中国が情報を統制している国であることは周知の事実であり、多くの中国人が旅行に出かけ、国外で新たな知見を得ることは非常に良いことだと言える。特に日本人に直接会ったことのない中国人はまだまだ多く、そうした人が実際に日本に旅行して日本がどのような国なのか自ら確かめる機会が増えていけば、日中両国の関係にプラスの影響を与えるであろうことは容易に想像ができる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)