中国メディア・今日頭条は29日、会社から派遣されて日本の建設現場を訪れた際、その安全対策の徹底ぶりに驚いたことを紹介する記事を掲載した。

 記事はまず、現場に入る前に見学者は統一された服装に着替えさせられ、さらにヘルメットと作業靴の着用が求められたと紹介。「革靴は安全でないため、現場に入ることが禁止されている」とした。また、現場の床には多くの線が書かれており「日本の建設現場では勝手に動いてはいけないのだ。見学者は線で囲まれた動線内しか移動することができず、そうすることによって安全を確保しているのである」と説明した。

 そのうえで「どうしてそんなことをするのか、面倒ではないのか」と疑問を提起。「日本の工事現場では安全が永遠に最優先なのである。なぜなら、死者を出せば会社が終わってしまう可能性があるからだ」と解説している。このため、現場には安全警告板があり、毎日の作業開始前に安全教育や作業内容に基づく安全対策プランづくりを行っているとした。

 また、黄色い柵で囲まれた喫煙スペースがあることも紹介。火気は大きな安全リスクになるため、喫煙スペース内ではヘルメットの着用、吸い殻の処理などといったルールが設けられ徹底されていることを紹介している。さらに、建設現場でもゴミ箱が種類別に置かれており分別が実施されていること、ほうきなどの清掃用具がきちんと所定の場所に片付けられていることなどを併せて伝えた。

 丈夫で安全な建物を作るには周到な安全対策が欠かせない。そして安全対策を施すためには、日ごろからの整理整頓が不可欠だ。中国の建設現場でも安全管理が徹底され、手抜き工事や雑な施工によって巨大なリスクを抱えた建物がなくなることを願いたい。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)