日本では借りることができないものは何もないほど「レンタルサービス」が身近にある。アウトドア用品、介護用品から、ベビーカーなどの赤ちゃん用品、パーティ用のドレスやDVDやCDのレンタルに至るまで、「レンタルサービス」は日本人の生活に欠かせないものとなっている。

 これには春節(旧正月)の時期に「レンタル彼氏・彼女」が盛況となる中国から見ても、「妻と子ども以外は何でもレンタルできる」日本は驚きのようで、中国メディアの今日頭条は25日、日本の「レンタル文化」について考察する記事を掲載した。

 記事は、日本はレンタル文化を「極めている」と表現。これは日本人の「もったいない」精神と、周到な計画性が背景にあると分析した。同時に、完璧なほど理性的で、周りに流されないという日本人の「消費概念」も関係しているとした。

 実際、日本人は倹約家で、中国人のように人目を気にして身の丈に合わないものを無理に購入することは多くない。記事は、日本人の女性がブランド物のバッグをレンタルするケースがあること、旅行にはレンタカーで出かけること、来客があれば布団をセットでレンタルするケースがあると紹介。こうしたレンタル文化のおかげで、日本人の生活は無駄なものの購入や維持管理の手間が省かれ、合理的になっていると伝えた。

 また、こうした消費概念のおかげで、日本人の若者は中国人と比べてずっと気が楽になっているという。中国の男性は持ち家がないと結婚できないという風潮があるため、親からの経済的援助を受けつつ、高額の頭金を支払って重い住宅ローンの返済に苦しむ若者は少なくない。その点、日本人の多くは生活が安定して初めてマイホーム購入を検討し、若いうちは賃貸に住む人が多い。そのため賃貸物件の需要が大きいと、中国との違いを強調した。

 必要な時だけ必要なものをレンタルし、多くは持たない生活は合理的で、生活を豊かにしてくれるが、このシステムは顧客が借りたものを大切に利用し、しっかりと返して初めて成り立つ商売でもある。レンタルサービスが日本のように中国でも広まるかどうかは疑問である。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)