インドが推進する高速鉄道建設計画のうち、日本はムンバイ・アーメダバード間の約500キロを結ぶ路線に新幹線方式を導入することでインドとすでに合意している。日本としてはインドのそのほかの路線についても新幹線を導入するよう働きかけているとされるが、新しいライバルが出現するかもしれない。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、米ハイパーループ・ワン社の関係者がこのほどインドを訪問し、ハイパーループを売り込んだことを伝え、インド側も興味を示したと報じている。

 ハイパーループとは米国の起業家であるイーロン・マスク氏が提唱する次世代交通システムであり、減圧されたチューブのなかを車両を走行させる超高速の交通システム構想であり、ハイパーループ・ワン社はハイパーループの実現に向けて事業を展開するベンチャー企業の1社だ。

 記事は、ハイパーループ・ワン社の関係者がインドで「ハイパーループならムンバイとチェンナイを60分で結ぶことができる」と売り込んだと紹介。ムンバイとチェンナイの直線距離は約1000キロメートルに達するが、同社の関係者は「ハイパーループ・ワンなら飛行機より安く、速く両都市を結べる」と主張したと伝えた。

 ハイパーループ・ワン社の関係者の主張はインドでも大きな注目を集めており、記事はインドの一部のネットユーザーから「米国で事業が上手くいっていないから、インドで技術的なテストをしたいだけではないか」と懐疑的な声が上がったと紹介する一方、「インド政府やインドの大多数のネットユーザーはハイパーループ構想に期待を示している」と伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)