亜熱帯に位置する台湾は、はるか北に位置する日本に住む人にしばしば常夏のイメージを抱かせるが、現実は異なる。数字を見るだけなら日本の本州よりはるかに暖かいが、台湾の冬は確かに寒い。

 台湾メディア・聯合新聞網は26日、「日本や韓国で年を越すには、トウモロコシ式の服装を」と題した記事を掲載した。台湾でも27日から6日間の春節(旧正月)連休が始まった。この期間に日本や韓国を訪れる台湾人観光客向けに、どんな服装で行ったらいいかを紹介するものだ。

 記事は、台湾の気象サービス会社社長・彭啓明氏がこのほど「日本や韓国の寒さには、『タマネギ式』ではなく『トウモロコシ式』の服装をすべし」とのアドバイスをフェイスブック(Facebook)上に掲載したと紹介。「タマネギ式」とは、何枚も重ね着して寒さをしのぐスタイルで、日本を訪れる台湾人に多く見られるという。「しかし、日本や韓国の屋内には暖房がついており、ひとたび部屋に入れば滝のような汗をかく羽目になる。ここが台湾とは大きく違うポイントだ」と記事は解説している。

 そして、4枚も5枚も重ね着して「ちまきのようにパンパンな恰好」をするのではなく、「耐寒性のある上着を1枚羽織り、あとはいつも通りの格好をすればそれでOKなのである」と説明した。コートを1枚脱げば済むということで「トウモロコシ式」なのだ。

 台湾の冬の寒さは、日本の「花冷え」の時期に近い感覚だろうか。加えて暖房設備が少ないため、台湾の市民は厚着をして寒さをしのぐ。「もっと寒いだろうから」と「タマネギ」になって冬の日本を訪れるも、暖房フル稼働の屋内や車内で大汗をかき、着込んできたことを後悔する。服装選びは、本当に難しい。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)