建物などの建設工事が行われている場所では、騒音や視界の遮断など市民の日常生活に影響を及ぼす可能性がある。施工業者はその影響を可能な限り軽減すべくさまざまな対策を講じているが、その1つがこのほど中国のネット上で注目され、「すばらしい」と賞賛されている。

 中国メディア・今日頭条は26日、「日本の建設現場にあある透明な壁に、ネットユーザーが大絶賛」とする記事を掲載した。

 記事は、東京都内の道路に面した工事現場の画像を紹介。交差点にある現場の防護壁のうち、角の周辺が透明なプラスチック板になっていると紹介。「これで視界が広がる。交差点を通る人は、予め車両がやってこないかを確認することができる」と説明した。さらに、壁の角には緑と白、あるいは黄色と黒の緩衝材が張り付けてあるという配慮にも触れている。

 また、工事現場の「透明な壁」には他のメリットもあるとし、作業をしていない時間帯に泥棒などの侵入者があった場合に通行人が発見しやすい点、近隣住民の採光を妨げない点、内部でどんな作業をしているか見えることで監督作用が期待できる点についても言及した。そして、中国のネットユーザーから「素晴らしい」、「わが国では見たことがない。人に優しい」、「『いいね』を100個つけたい」などといった賞賛のコメントが多く寄せられたと伝えた。

 防護壁の一部を透明にすること自体はそう難しいことではない。しかし、現場や周囲の安全を含めたさまざまな事柄に配慮する、市民に気遣うという姿勢がなければ、そのような発想は決して生まれては来ないだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)