2016年における日本の自動車市場において、もっとも新車販売台数が多かったのはトヨタ・プリウスだった。プリウスは4年ぶりに新車販売で首位となったが、中国メディアの今日頭条が23日付で掲載した記事は、日本人が最も好きな車はプリウスであると紹介し、この事実には中国人が日本人から学ぶべき教訓が内在していると論じている。

 記事は、16年における日本の自動車市場において「プリウス」が新車販売台数で1位となったことを指摘したうえで、「意味深いことに新車販売台数でトップ10にランクインした車種はすべてハイブリッド車、あるいは、軽自動車のどちらかであった」と指摘した。

 さらに新車販売台数のランキングからは、「日本人はハイブリッド車もしくは軽自動車を愛していると考えがち」と説明する一方、日本でハイブリッド車や軽自動車の売れ行きが良いのは、国土面積が小さく、道幅が狭いという点やエネルギー資源に乏しいという状況が関係していると指摘。つまり、メンツを重視するゆえに高級車の購入を渇望する中国人とは異なり、日本人が重視するのは環境への配慮と実用性であるという見方を示している。

 記事はこの点を補足して、中国の若者たちの大きな夢とは高級車や家を購入することだが、日本の若者たちにとって車や家はそれほど重要な存在ではないと説明。すなわち日本人にとって車は「あれば多少便利になる家電製品と同じ」ような存在であると説明し、中国人はメンツよりも実用性を重視する日本人の考え方に見倣うべきであるという見方を示した。

 2016年の日本市場における新車販売トップ10はすべてハイブリッドと軽自動車が独占していたという事実は、メンツよりも実用性をはるかに重視する日本人の特徴を中国人に伝えるものと言えよう。中国人が消費行動においてメンツを重視する傾向があるのは、当の中国人自身も認めるところであり、中国人は自分の経済力を超えた物品を購入したり、他人が所有している製品よりも高額な製品を購入したりする傾向がある。このようなメンツを立てるための消費は日本人にはなかなか理解できないことだが、中国では実在する傾向だ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)