環境破壊は現代の中国社会が直面する大きな問題の1つだ。大気汚染だけでなく、中国では土壌や水質の汚染も深刻化している。汚染された土壌で作られた農作物は当然汚染されており、過去には重金属で汚染されたカドミウム米が大きな問題となったことがある。

 環境破壊が進む一方で、中国でも環境保護意識が芽生えつつあるようで、中国メディアの中国網は21日付で、環境保護に関心を持つ中国の小学生たちのグループが日本を訪れ、環境保護に対する理念教育を受けた様子について紹介している。

 記事は、環境保護に関心を持つ中国の小学生たちが所属する「浙江省環境保護小護衛」という名のグループが、環境保護の理念教育を受けるために「東京都廃棄物埋立処分場」を訪問したと説明し、中国の子どもたちが学んだ点を紹介した。

 例えば日本社会の大量生産・大量消費による生活スタイルの変化に伴い、東京23区のごみ量は1985年ごろから急激に増加し、89年には490万トンにも達したが、その後はごみの量は減少に転じ、2014年には278万トンにまで減ったことを紹介。ごみを減少させることができた要因は「人びとの環境意識の向上」があると説明、環境保護に関する教育が行われると同時に、日本社会はごみを減らすことや、ごみを分別し再利用することを「実践」してきたと指摘した。

 記事は、中国の小学生たちが日本での理念教育から大きな収穫を得たと説明、日本で学んだ環境保護理念を中国に持ち帰り、友達にも伝えることを決意したと伝えて結んでいる。

 「浙江省環境保護小護衛」に所属する子どもたちは、国民1人1人が環境保護に携わることの大切さを学ぶことができたようだ。こうした子どもたちが将来、中国社会の担い手となり、社会に対して発言権を持つようになる時、日本で学んだ環境保護理念は中国社会にとって大きな意味を持つに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)