過度に甘やかさず、自立心を養う日本の幼児教育を高く評価する中国人は少なくないが、中国メディアの東方頭条はこのほど、日本の幼稚園児たちによる「裸のマラソン大会」を中国人読者に紹介する記事を掲載した。

 記事は、中国の大多数の親たちは冬になると自分の子どもたちが病気にならないようにと、とにかく厚着させるケースが多いと説明。しかし、日本の一部の幼稚園では冬にマラソン大会を実施し、園児たちは気温4℃という寒さにもかかわらず、短パンに上半身裸という姿でマラソンに参加していると紹介した。

 もちろん、このマラソン大会はすべての幼稚園で行われているわけではないが、日本にはこの教育方法は子どもたちの心と身体を鍛えるうえで大いに役立つと考える日本人もいると紹介した。

 続けて記事は、マラソン中に大泣きしてしまう幼稚園児もいるとしながらも、大人たちは園児を甘やかさず、園児は大人たちに励まされながらゴールに向かって走り続けると説明、また園児は転んでもすぐに自ら起き上がってマラソンを続けるのだと紹介した。
 
 記事は、こうした教育方法は、中国人から見ると「残酷」に思えるかもしれないとしながらも、日本では精神を鍛える鍛錬はもはや一種の伝統になっていると説明し、マラソン大会のほかに乾布摩擦をする幼稚園もあると紹介した。

 中国では小さな子どもたちの登下校に付き添う親や祖父母が通学用のカバンを子どもに代わって持つという習慣があり、これは子どもに対する愛情の示し方の1つとなっている。裸のマラソン大会の是非はともかくとして、子どもたちの「精神を鍛える」という考え方を持つ中国の親たちは極めて少ないだけに、この記事は中国の親たちに教育についての考え方を一考させる内容と言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)