日本では近年、若者の自動車離れが指摘されている。日本には世界に名だたる自動車メーカーが数多く存在するにもかかわらず、日本人の若者が自動車を購入しなくなっているという傾向は、中国人からすると理解しがたいことのようだ。

 中国メディアの今日頭条は23日、日本のドラマや映画では頻繁に電車が登場すると伝え、作中に登場する電車に比べて自動車は存在感が薄いと指摘。「日系車はこれほど質が高いというのに、なぜ日本人は電車を利用するのか」と疑問を投げかけている。

 記事は、若者の自動車離れは調査でも裏付けられているとし、自動車よりスマートフォンやパソコンを欲しがる若者が日本で増えていると紹介。鉄道インフラが整備されている日本の都市部では、自動車がなくても生活することが十分に可能であり、都市部の若者が自動車を欲しがらなくなるのも、ごく自然なことであるとの見方を示した。

 続けて、日本の地方都市では今なお自動車が生活の必需品だと紹介する一方、自動車を所有するうえで必要となる各種コストも若者たちの自動車離れに拍車をかけていると指摘。例えば、東京で車に乗る場合、パーキングに駐車すれば1時間で20元(約330円)はかかるうえ、駐車場をけちって路上駐車をすればさらに高額な罰金が課せられることになると紹介した。

 記事は、日本で販売されている自動車の質は非常に高いものの、都市部の若者たちは金銭的負担と公共交通機関の利便性の高さを理由に自動車を購入しなくなっていると伝えている。中国では近年、若者たちが自動車市場の成長を牽引する存在になっており、日系メーカーも若年層向けの車種を投入するなどして販売を伸ばしている。日本と中国の若者たちの自動車に対する価値観は大きく異なることが見て取れる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)