中国のスーパーコンピューター「神威·太湖之光」は2016年6月20日に発表されたスパコンの性能ランキング「TOP500」で1位を獲得し、さらに、同年11月に発表されたランキングでも1位を獲得した。

 スパコンの性能では中国の「神威·太湖之光」が現時点では世界のスパコンを圧倒的にリードしているといえるが、中国メディアの参考消息は米メディアの報道を引用し、中国は「神威·太湖之光」よりさらに高性能なスパコンの開発に着手していると伝えた。

 記事は、米メディアが「神威·太湖之光」の「TOP500」における地位は安泰ではなさそうだと指摘したことを伝え、中国はすでに「エクサスケールコンピュータ」の開発に着手していると紹介。神威·太湖之光の性能は93ペタフロップス(1ペタフロップスは毎秒1000兆回の浮動小数点演算を実行できる性能)だが、エクサスケール級となれば1秒間に100京回の浮動小数点演算を実行できることになる。

 続けて、中国がエクサスケールコンピュータの開発に成功すれば、現時点で世界最高の性能を持つ神威·太湖之光ですら「その性能が非常に遅く感じられる」と伝え、中国でエクサスケールコンピュータが完成し、実用化されれば世界初の事例になると伝えた。

 一方で記事は、中国でエクサスケールコンピュータが実際に使用されるようになるのは2020年ごろとなる可能性があると伝え、その理由は中国は「5カ年計画」で開発を進めており、現在の5カ年計画は16年から20年までの5年間だからだと主張。この「5カ年計画」が終わる2020年にエクサスケールコンピュータは国防科技大学に交付される可能性があると伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)