日本を訪れる中国人旅行客の多くが日本の清潔さに驚愕する。ゴミが落ちていない道路や悪臭のしないトイレなど、中国人が驚く点は少なくない。それだけ中国は街中にゴミが多く、トイレも悪臭がするということの裏返しでもある。

 中国メディアの生命時報は20日、日本を訪れたことのある中国人の多くが日本の道路や駅、ホテル、公園の清潔さを高く称賛すると伝え、日本が清潔であることの背後には「日本人にとってトイレ掃除が人生の必修科目となっている事実がある」と主張した。

 記事は、日本には「トイレは神聖な場所」であり、「神様」がいる場所であるという民間伝承があると伝え、トイレを清潔に保つことで幸運が訪れると考えられていると主張。もちろん、これは民間伝承であり、事実ではないとしながらも、「トイレを清潔に保つ日本人が多いことは事実である」と指摘した。

 さらに、日本では小学生が学校校内の掃除を行い、トイレ掃除も子どもたちが行うと伝え、学校によっては高学年の子どもたちが低学年の子どもたちと一緒にトイレ掃除を行い、高学年の子どもたちが掃除の仕方も教えるケースもあると紹介。

 子どもたちはトイレ掃除を通じて、汚れが残っていないかどうかを見つけるための観察能力を養い、他人に物事を教え、他人の意見を聞き入れ、共同で物事に取り組むための能力を養うことになると伝え、トイレ掃除は学習能力の向上にもつながっていると主張した。

 記事は、子どものころから身の回りを整理整頓し、清潔に保つことの大事さを「掃除」を通じて教えているとの見方を示しているが、これは確かに正しい見方だと言える。自分で掃除することの苦労を知らなければ好き放題汚してしまう人が増えるだろう。中国メディアはしばしば「日本人は公徳心が高い」と称賛するが、その背後には「掃除を通じた教育」があると言えるのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)