マレーシアとシンガポールは両国を結ぶ越境高速鉄道の計画を推進中であり、2017年中に国際入札が行われる見通しだ。同高速鉄道路線の大半はマレーシア国内に建設されることになるため、プロジェクトの費用の大半をマレーシアが負担するという。

 2026年をめどに開業する計画の同高速鉄道について、中国国内では「マレーシアはコストの安い中国高速鉄道を採用したい考え」という報道もあるが、中国メディアの今日頭条は22日、「中国高速鉄道の建設速度の速さに、マレーシアも驚いている」と主張している。

 記事は、中国は国内に非常に短期間で世界最長の高速鉄道網を構築したと伝え、それによって世界最先端の技術と豊富な運行経験を手にすることになったと主張。また、世界各国で建設プロジェクトを受注している中国は「発注先の国も驚くほどの速度でプロジェクトを完成させている」とした。

 マレーシアとシンガポールを結ぶ高速鉄道は2026年をめどに開業する計画であり、「工期は10年間」と考えられているが、中国側が「5年あれば完成させることができる」と主張したことを紹介。この中国側の自信にマレーシアも「驚愕」したと主張した。

 中国高速鉄道の工期が日本より短いことは事実だろう。だが、それは政府が半ば強制的に土地を収用でき、作業員を大量に動員できる中国国内だったからこそ実現できたと言える。事実、中国が受注したインドネシア・ジャワ島の高速鉄道計画では土地の買収などが上手く行かず、計画どおりに建設が進んでいないとの報道もある。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Guo Zhonghua/123RF.COM)