日本の国民食といえば、寿司やてんぷら、ラーメンのほかに「カレーライス」を挙げることができるだろう。カレーの本場はインドではあるが、日本の家庭ではカレーがよく食卓に上り、日本人のカレー好きはドラマやアニメの影響もあり海外でも良く知られているようだ。

 中国でも近年は日本企業の積極的な売り込みもあってカレーの認知が高まっているが、それでも中国人から見て日本人は「カレー好き」に映るようで、中国メディアの捜狐網は19日、日本人が「ここまでカレーを好む理由」について分析した記事を掲載した。

 記事はまず、日本人がカレー好きなのは意外だと指摘。多くの中国人は、日本人は刺身や寿司のような「食材の味を生かす」料理を好むと認識しており、カレーは「食材の味を生かす」料理には該当しないからだという。確かに、カレーは多くのスパイスを加えた料理であり、素材そのものを生かす料理とは程遠い。

 カレーの起源はインドだが、日本へは英国経由で伝わってきたというのは有名な話だが、記事は、明治維新後にあらゆる分野で西洋化を目指した日本は、西洋で最も影響力の大きい英国から新しい料理としてカレーを導入したのは自然な流れだったと主張。日本に入ってきたカレーは日本人の好みに合わせ変化し、「大量の野菜」が入っていることや、辛さは控えめで甘みがあるのが特徴だと紹介。

 さらに、ピリッとした味で胃が刺激されて食が進むうえ、作り置きしても味が落ちず、レンジで温めれば食べられるカレーは、忙しい生活を送る日本人にぴったりだったのではないかと分析した。また特に、日本ならではの「とんかつ」と組み合わせる「かつカレー」は絶品で、中国でも人気だと伝えた。

 日本のカレーは、中国では「日式カレー」と呼ばれ、日式牛丼や日式ラーメンなどと共に日本食の1つとして認知されており、なかなかの人気だ。また、中国のスーパーでもハウス食品のカレールウを見かける機会が増えており、中国においてもカレーの人気が高まっている。スパイスを多用する中国でカレーが受け入れられるのは自然ともいえるが、日本のように国民食となるほど受け入れられるかどうかは現時点では未知数だ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)