1月に入り、全国的に厳しい寒さの日が多くなっている。まさに冬本番といった感じだが、この時期になると日本各地の幼稚園や学校では中国のネット上でしばしば話題にのぼる持久走が行われる。日本人の体力向上、そして、忍耐力を養う重要な教育スタイルの1つとして、薄着による持久走に注目が集まるのだ。

 中国メディア・半島新聞網は18日、「深く考えさせられる、日本の教育方式」とする記事を掲載した。記事は、日本の教育方式が子どもの自活能力に重きが置かれると紹介。一方で、中国の教育方式は「子どもの快適さや座学の成績教育にウエイトを置き過ぎ、礼儀や尊卑の秩序を軽んじてしまっている」とした。

 そのうえで、日本において重要の上にも重要視されている教育理念を5点挙げた。1つ目は「感謝の教育」だ。感謝を知ることが教育において非常に重んじられているとし、その一例として食事前に手を合わせて「いただきます」と言って食物への感謝を示すことを紹介している。

 2つ目は「礼儀の教育」。いかなる場合でも衝突が発生した時にはまず謝ること、年長者を立てる秩序を守ることについて言及したほか、日本人が日常的に「すみません」、「ごめんなさい」を口にするとした。3つ目は「団体で協力する教育」である。学校ではどんな活動も集団で行われるとし、そこから日本人の団結、集団主義精神が培われるのだと説明した。

 記事はさらに、4つ目として自分たちで食事を作ったり、花や動物を育てたりなど、子どもたちに自ら手を動かさせる教育を、5つ目として環境保護意識の教育を挙げた。

 衝突があった時にまず謝るというのは、衝突を激化させることなくみんなでうまくやっていくための知恵と工夫と言えるだろう。ただ、時としてとことんまで議論を戦わせることも、より良い生存環境を作るうえでは必要だ。その際に必要なのが、相手に対する敬意である。そして、記事が1番目に示した感謝の気持ちも忘れてはいけない。敬意と感謝の心を育む教育、これが学歴一辺倒主義と揶揄されがちな中国の教育を変えていく第一歩かもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)