2016年の中国自動車市場において、日系自動車メーカーは新車販売台数で非常にすばらしい成績を収めたが、中国メディアの説客が17日付で掲載した記事は、日系車の目覚ましい躍進は自身の欠点を鋭く意識し、これを速やかに改善した各メーカーの努力がもたらしたものであると絶賛している。

 記事は、16年の中国市場における日系車の販売台数は初めて400万台を超え、過去最高となったと紹介したほか、ほとんどの日系メーカーが大幅に販売台数を伸ばしたと説明。この躍進の直接的な原因について、政治的な影響も多少はあるが、むしろ自動車作りそのものの成功によるところが大きいと指摘した。

 日本メーカーの自動車作りにおける成功事例として、例えばSUV市場ではドイツ系メーカーはラインナップが少ないのに対して、「ほとんどの日系メーカーはそれぞれ複数のSUV車を投入している」と指摘した。豊富なラインナップを背景に、日系のSUV車は中国市場で爆発的に売れ、これが日系車の販売台数を押し上げたと指摘した。

 また、日系メーカーがニューモデルの投入を加速させたことも成功要因の1つであると指摘。ニューカローラやニューレビンは中国の消費者に歓迎されたほか、外観も中国の若年層の好みに合わせるよう変更されたことも奏功したと主張。一部の車種ではリコール問題が生じたもの、それが日系車の品質の高さに関する評判を損なうことはなかったと称賛し、「むしろ、ますます多くの中国人消費者が日系車の優れた点を認識し始めており、鋼板が薄いという非科学的な主張はデマであることを理解するようになった」と伝えた。

 自身の欠点を認めることは大きな勇気が求められるが、日系メーカーは自身の欠点を鋭く意識し、これを速やかに改善した結果が販売台数の伸びに直結したと言えるだろう。中国における日系車の販売台数は今や日本国内の販売台数に肉薄しており、各メーカーにとって極めて重要な市場へと成長している。17年もさらに販売台数を伸ばせるよう期待したいところだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)