安倍晋三首相は15日、インドネシアのジョコ・ウィドド大統領とボゴール宮殿において首脳会談を行ったが、中国メディアの今日頭条は17日、この首脳会談の後に安倍首相が日本とインドネシアはインドネシアの鉄道と、その他インフラ設備建設を協力して開発するという方針を表明したと説明。ジャカルタ-スラバヤ間の鉄道高速化事業により日本は中国に反撃を始めると論じている。

 記事は、ロシアメディアの報道として、首脳会談の後に安倍首相が鉄道・インフラ事業における日本とインドネシアの協力開発に言及したことに加えて、「安倍首相がバンドン・スラバヤ間の鉄道建設プロジェクトを日本・中国間の鉄道戦と称した」と紹介した。

 外務省の公式サイトには、今回の首脳会談においてジョコ大統領は「ジャカルタ-スラバヤ間の鉄道高速化事業について日本側からの提案を期待した」と記されており、「バンドン-スラバヤ間」という表現は用いられていない。

 また、日本の一部メディアが「日本は恐らくジャカルタ-スラバヤ間750kmの鉄道建設プロジェクトを受注するだろう」と報じたと紹介。この理由として、中国によるジャカルタ-バンドン間の高速鉄道建設のスピードが遅すぎるため、インドネシア側は中国側に対する信頼を失っているためであると説明した。

 記事は、日中間にはこれまでずっと高速鉄道の輸出における「激しい競争」が存在していると指摘、日本は恐らくジャカルタ-スラバヤ間の鉄道高速化事業によって中国に反撃を開始するだろうと説明した。

 2016年末ごろから複数のメディアが、インドネシア側が日本側にジャカルタ-スラバヤ間の鉄道高速化事業について提案を期待していると報じてきたが、今回の記事は安倍首相が「鉄道戦」という表現を用いてインドネシアにおける新たな鉄道建設プロジェクト参加に積極的な姿勢を見せていると伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)