日本の一部メディアがこのほど、2030年のサッカーワールドカップ(W杯)について、日中韓3カ国による共催のシナリオがあると報じたことが、中国で大きな注目を集めている。

 日本で報じられた「2030年W杯の日中韓3カ国による共催」というシナリオに対し、記事は、2002年の日韓共催W杯もただでさえ「非常に混乱した大会だった」と指摘し、「もともと韓国招致で決定的だったところに日本が割り込み、日韓共催になった大会である」と主張した。日本では日本が招致に手を上げたところに韓国が後追いしてきたという論調が一般的だが、中国では「逆」の論調があるようだ。

 続けて、02年の日韓共催W杯は審判買収疑惑がある大会であり、韓国と対戦したポルトガルやイタリア、スペインは審判の判定と試合結果に激怒したことで知られると主張し、それによって同大会のイメージは世界的に悪いと主張。また、同大会以来、韓国人選手はポルトガルやイタリア、スペインでプレーするのが難しいと論じた。

 一方で記事は、「2030年W杯の日中韓3カ国による共催」というシナリオについて、「2026年W杯から出場枠が48に増える可能性があるが、日本は国土が狭いため単独開催できない可能性がある」ためであると主張。一方、中国のサッカーファンからは、「なぜ中国が日韓と共催しなければならないのか、ふざけるな」などと反発の声が上がったと伝えた。

 また、中国国営通信の新華社は16日、「2030年W杯の日中韓3カ国による共催」シナリオが報じられたことを紹介しつつ、中国サッカー協会の関係者に取材を行ったことを紹介。中国サッカー協会からは「聞いたことがない」との回答があったことを伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)