現代の経済を支える極めて重要な道具の1つは「通貨」であり、通貨の偽造は一国の経済を根本から崩壊させる可能性があるため、どの国においても犯罪とされている。中国では今なお偽札が流通しており、通貨偽造を手がける組織が摘発されることもある。

 一方、日本で暮らすうえで偽造された紙幣や硬貨を掴まされた経験を持つ人は少ないはずで、日本ではまず偽札は流通していないと言えよう。中国メディアの今日頭条は12日付で、日本は先進国のなかでも偽札がほとんどない国だと指摘しており、その3つの原因について説明している。

 記事は「日本に偽札がほとんどない」理由の1つ目について、日本社会では「偽札を造るメリットがない」ことを挙げ、日本社会において偽札製造は投獄よりも深刻な犯罪であり、もし発見されるならそれはその人の人生の終わりになると指摘。また、例え自殺しても誰も同情しないと説明した。

 記事は2つ目の理由について、誰も「偽札を製造できない」と説明。日本の紙幣の紙質・印刷・すかし技術は「非の打ち所がない」と絶賛し、日本の紙幣は最も偽札製造が難しい紙幣としてして認められているとも指摘した。

 さらに3つ目の理由として、日本紙幣の場合は「偽札を造っても割に合わない」と説明。コピー機などで作成した偽札は製作コストは低いものの、すぐに見破られてしまうだろう。逆に精巧な日本紙幣を製作しようとすれば、その模倣の難しさから偽札製造コストは、その偽札の額面価格よりも高くなってしまうと指摘した。

 中国では商行為のなかで100元(約1661円)紙幣を受け取ると、その紙幣が本物かどうかを必ず確認する。そしてその行為に気を悪くする人もいない。こうした習慣のある生活環境で暮らしてきた中国人が、買い物などを通じて日本での紙幣のやり取りを実際に体験すると、恐らくそこに新鮮な驚きを感じるに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)