中国社会では家を購入してこそ一人前との風潮がある。一方、日本社会にはいわゆる「持ち家派」と「賃貸派」が存在しており、中国ほど持ち家にこだわる風潮はないと言えよう。中国メディア新浪は10日付で、日本と中国で住居に対する考え方が大きく違う理由について考察する記事を掲載した。

 記事は、中国社会では結婚相手を探す女性の母親は、娘の夫となる男性の「持ち家」の有無を条件に挙げる場合が多く、さらに住宅ローンがないなら「ベストだ」と考えると説明。また、中国人は毎日の食事を削るなど、現在の生活水準を犠牲にしてでも住宅ローンを組み、家を購入したがると紹介した。

 一方、東京23区の賃貸物件の空室率が近年上昇傾向にあるとはいえ、10%程度にとどまっていると説明、これは賃貸に住み続ける人が多いことを示し、中国人にはなかなか理解できない現象であると指摘した。では、なぜ日本には賃貸を好む、あるいは家の購入を急がない人が中国社会よりも多いのだろうか。

 記事は、長期間にわたり賃貸を利用する日本人が中国人よりも圧倒的に多いのは、結婚と恋愛に対する日本人の感覚が中国人よりも「純粋である」という点が関係していると指摘、「日本人女性は結婚相手を選ぶときに、相手が持ち家かどうかを気にしないためではないか」と考察した。

 中国には、日本人女性が結婚相手を選ぶ際に、相手の男性が家を所有しているかどうかを気にしないことを知って驚く人もいる。中国人が持ち家を好むのは、職を失い、経済的な苦境に立たされた時でも、最低限の生活を守る場所が存在することを願っているためと言われるが、それだけ中国社会は経済的に不安定ということなのかも知れない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)