中国メディア・今日頭条は10日、「中国と日本で内装デザインに関する10の細かい点について比較してみたら、みんながなぜ日本の家のデザインを羨ましがるのが分かった」とする記事を掲載した。比較したポイントからは、日本人の住居デザインへのこだわりに対する驚きや賞賛が伺える。

 記事は、日本人が住居の内装デザインを考えるうえで大切にする点が中国人とは少々異なるとし、なかには「われわれがあまり重要視しな細かい部分もある」と説明。そのうえで、日本人が重視するポイントを10個列挙している。

 1つ目は、「自分でやらずに専門のデザイナーに依頼する」点。決して珍しいことではなさそうに思えるが、中国ではデザイナーが少ないこともあって自分でやろうとするケースが多いとのことである。2つ目は、単に居住する人数だけではなく居住者の年齢や成長、変化に合わせた居住空間がデザインされることだ。

 3つ目は、「変態の域に達している設計の細かさ」とし、実際に生活することを想定したベストな寸法がそれぞれの家具に対して考えられていると説明した。4つ目は、リビングとダイニングキッチンがつながっていること、5つ目は、子どもの勉強部屋を作らない点を挙げている。勉強部屋については必ずしも一般的な考え方ではないが、4点目と合わせて「なるべく家族が一緒に過ごす時間を増やす」という姿勢に感じ入ったようである。

 このほか、「高齢者を想定したバリアフリー設備」、「玄関の動線や収納に対する重視ぶり」、「1つの部屋を扉などで別々の部屋としても使える設計」、「浴室とトイレの分離」、「空間を有効活用し、至るところに設けられる収納スペース」を挙げて、中国との違いを説明した。

 自動車とともに家を持っている男性が理想の結婚相手、といった話をよく見聞きする今の中国。一方でこれまで、どのような内装デザインの家か、という点についてはあまり考えられてこなかったように思える。人びとの暮らしが豊かになり、物的欲求以上に精神的充足を求めるようになれば、自ずと快適な居住空間に対する意識も強まってくることだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)