盆踊りは夏限定のもの、と考えている人が多いかもしれない。しかし、だからと言って、冬に踊ってはいけないというルールはどこにもない。冬の寒空でも盆踊りを楽しむ愛好者たちが、東京・上野にいる。その光景を見た中国人観光客の多くは日本式の「広場ダンスだ」と思うかもしれない。

 中国メディア・今日頭条は10日、「日本のおばさんたちの広場ダンス、和服姿で厳粛な表情」とする記事を掲載した。記事は「中国で広場ダンスをするおばさんたちは伝説的な存在。男女問わず多くの人が次々とその輪に加わっている」としたうえで、日本の広場で見かけた盆踊りグループについて「日本のおばさんたちの広場ダンス」として紹介している。

 まず、中国の「広場ダンス」と大きく異なる点としてその動きに注目。「中国よりも動力に欠け、何かふわふわした感じの喜劇を演じているようだ。さらにみんな和服を着ていて、その動きは優雅に見える」と評した。また、その表情は厳かであると解説したほか、中高年の女性に混じって男性の姿も少なからず見受けられることを伝えた。

 日本の広場で盆踊りをする市民の画像を見た中国のネットユーザーからは、「日本人は公共の場で大きな音を出すのは失礼だと考える。だから静かで動きが少ないのだ」、「抑圧された国が日本だ」、「すごく抑圧された感じがする。散歩した方がリラックスできそうだ」といったコメントが寄せられた。

 あまり激しくない動作から、日本の盆踊りは音量が小さいと考えるユーザーが多かったようだが、盆踊りだって夏祭りなどでは結構大きな音量で音楽を流して踊る。ただ、「広場ダンス」のBGMに比べると曲自体がゆったりとしており、騒々しい印象を与えないのかもしれない。もっとも、大音量で踊るのは地域のイベントがある時ぐらい。普段の公園や広場はやっぱり、中国の人が驚くくらいに静かなのである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)hyperspeed/123RF)