日本サッカー代表がワールドカップ(W杯)の常連国となったのに対し、中国がW杯に出場したのは2002年が初であり、それ以降は一度も出場することができていない。2018年ロシア大会のアジア最終予選でもグループAの中国は3敗2分の最下位となっている。

 中国では日本サッカーの強さの秘訣を分析する報道が多いなか、中国メディアの網易体育は10日、同じアジアの国同士でありながら、日本と中国でサッカーの実力に大きな差がある理由を考察している。

 全国高校サッカー選手権大会は9日に決勝戦を行い、青森山田高校が初優勝を成し遂げた。記事は「高校生の試合だというのに、選手たちは高い技術を持ち、スタンドには多くの観客が詰めかけていた」と伝え、何の知識もなく試合を観戦すれば「プロサッカーチーム同士の試合だと勘違いしてしまうほど」だったと論じた。

 続けて、青少年のサッカー選手の実力は一国の代表選手たちの実力を左右すると指摘したうえで、日本サッカーが成功を収めることができたのは「全国高校サッカー選手権大会」という基盤があってこそだと主張。同大会には日本全国の約4000校もの高校が参加していると伝え、「サッカー発展に向けて、これほど組織的かつ大規模に行われる基盤があるとは恐ろしさすら感じる」と主張した。

 一方の中国にも16歳以下(U-16)の青少年たちによる大会はあるとしながらも、「日本に比べて青少年サッカーの発展度合いはあまりに立ち遅れている」と主張。中国のU-16の大会は「学校」とは無関係の大会であり、出場する選手たちはスポーツのエリートを育成するスポーツ専門学校の生徒、もしくは、セミプロの選手たちのみであり、「夢さえあれば誰でも参加できる日本の大会とは性質が違う」と指摘した。

 また記事は、日本の場合は日本サッカー協会に登録されている12歳未満の選手は30万人を超え、さらに15歳未満は26万人、18歳未満は17万人を超えることを紹介。一方、中国が2013年にU-17ワールドカップに出場した際の登録選手数はわずか51人だったと紹介し、51人から選手を選ばざるを得ない中国が、選手層が非常に厚く、切磋琢磨が常に行われている日本に敵わないのも当たり前だと伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)