自分と他人を比較することを好む中国人は多いと言われるが、中国メディアの今日頭条はこのほど、「中国高速鉄道と日本の新幹線はどちらが優れているのか」という問いを提起する記事を掲載した。アジア各国で受注競争を繰り広げている日中の高速鉄道システムについて、中国人ネットユーザーはどのように考えているのだろうか。

 ネットユーザーから寄せられたコメントのなかで最も多く支持を集めたのは、新幹線と中国高速鉄道の発展の歴史について説明したコメントだ。日本の新幹線が1964年というかなり早い時期に開業したのに対して、2003年以前の中国高速鉄道は自主開発を断念せざるを得ない技術水準だったことに言及。

 中国高速鉄道は日本やドイツなどから技術を導入する方針に切り替え、結果として現在では世界最長を誇る高速鉄道路線が存在するという見方を示し、中国高速鉄道の技術の根本には新幹線があると指摘した。

 また、2番目に多い支持を集めたのは、実際に中国高速鉄道と新幹線に乗車した経験のあるネットユーザーのコメントだ。このネットユーザーは、新幹線の乗り心地が中国高速鉄道に比べて優れているということはなかったと主張。

 だが、「日本の鉄道サービスは特に人性化が優れている」と絶賛し、この点で中国をはるかに超えていると称賛した。「人性化」とは「人に優しい」、「人間本位」といった言葉であり、身体の不自由な人が車椅子に乗って上下車するときに、駅のスタッフたちが配慮の行き届いたサポートを差し伸べる姿を「日本で何度も目撃し、印象に深く残った」と称賛した。

 寄せられたコメントの多くは、鉄道技術の面では日本と中国には大差はないが、人性化においては「中国にはさらに進歩の余地がある」というものだった。中国ネットユーザーのコメントからは、新幹線の質の高いサービスを目の当たりにしたときの感動がよく伝わってくる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)