中国人にとって日本人女性のイメージは「優雅さ」や「しとやかさ」と言って良いだろう。これは、日本のドラマなどでありがちな、和服を着て畳の部屋で正座し、夫によく尽くす日本人女性の姿から連想するのかもしれない。

 現代社会の日本人女性の生活は中国人女性と大差ないのが現実だが、今でも日本に残る習慣で中国と大きく異なるのは「正座」であろう。中国メディアの大河網は6日、「日本人がひざまずく理由」を分析した記事を掲載した。

 記事はまず、日本人女性が優雅なのは、着物を着る伝統のためで、歩幅は自然と狭くなり、しとやかに見えると紹介。「夫が帰宅すると、玄関でひざまずいて出迎え、カバンを持ち、お疲れ様でしたと優しく優雅にねぎらう」というのが中国人の日本人女性に対するイメージだと紹介した。実際にそうする日本人女性がどれほどいるかはともかくとして、「座る時にひざまずく」のは日本人ならではの「礼儀」の表れといえよう。

 畳のある暮らしに慣れている日本人にとって、正座やひざまずく姿勢に抵抗はないが、「おそらく一生経験することはない」中国人からすると「痛そう」に感じるという。記事は、慣れの問題であると指摘したうえで、正座、とりわけひざまずく姿勢は非常に礼儀正しく、目上の人を敬おうとする日本女性の恭しさや従順さが表れていると分析した。

 続いて記事は、日本で生活するなら、今でもひざまずく機会が多いと紹介。畳のある家では自然とひざまずく姿勢になり、また近所を訪問する時にも、たびたびひざまずくと紹介した。畳のある部屋に通されればもちろん、玄関先で立ち話をするにしても、訪問先の家の人は礼儀としてひざまずくものだ。外食でも畳ならば座布団に座ることもあるだろう。記事は、男性は胡坐をかいたり足を延ばして組み替えたりしても良いが、日本では「教養のある女性は痛くなっても動かない」と伝え、だからこそ日本人女性の「しとやかで優雅」な姿勢は印象に残るのだと結論付けた。

 生活スタイルの変化で、日本でも畳のある家が少なくなっているのは確かだ。しかし、きちんと正座が出来れば背筋も伸びて美しく見えるものだ。こうした良き伝統はいつまでも続いて欲しいものである。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)