町内会や団地の自治会に加入していると、月に1回程度週末に清掃活動が行われることが多い。朝から草むしりやゴミ拾いに勤しみ、労いで支給されるお茶やジュースを飲むと、なんとなく清々しい気持ちになる。中国メディア・人民網は5日、「日本はどうして世界で最もきれいな国になれたのか」とする記事を掲載した。

 記事は、「われわれは日本がなおも世界で生活環境が最も美しい国の1つであると認めざるを得ない」としたうえで、日本人の文化が日本の清潔さを保つ主な原因になっていると説明した。さらに「いくつかの大事な要素があるのだ」とし、以下の5点を挙げている。

 まず1点目は、「自分の環境維持に責任を持つこと」だ。日本では子どもの頃から「自分で使った場所はきれいにする」ことを教育されるとし、小学校で児童たち自らが分担して清掃を行う制度について紹介した。

 2点目は、地域で決められた細かいゴミ出しルールを挙げた。これについては非常に面倒なように見えるが、いざ慣れてしまうと実は誰でもできるようなことなのだとしている。3点目は、家庭でもオフィスでもみんなが自覚的に清潔を保とうとする姿勢だ。

 4点目に挙げたのが、地域で定期的に行われる清掃活動。その内容は草むしりや植物の手入れといったシンプルなものだが「長期的に見れば、コミュニティ全体にとって一定の助けとなるのだ」と説明している。そして、5点目には、見事に整備された公共交通システムを挙げている。

 記事はこれらの要素について紹介したうえで、「日本の街並みや都市、そして家庭がみんな美しく快適である」のは「それぞれのコミュニティが協力しあっているからこそ」なのであると論じた。

 記事からは、周囲の清潔を自覚的に保つという「責任感」とともに、家族や学校、地域、社会における「協力の精神」の必要性を訴えていることが伺える。それはまさに今の中国社会に不足しており、必要とされているものではないだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)