言語は人間同士がコミュニケーションを行うための重要なツールの1つだが、中国メディアの網易はこのほど、大部分の日本人は英語が話せず、しかも進んで学ぼうとしないと指摘し、その理由を考察する記事を掲載した。

 まず、記事はアジアにおける2015年のTOEFL平均スコアランキングを紹介、このランキングによれば日本のスコアは71点で、ランキングは30の国と地域のなかで26位という成績だった。

 英語を公用語あるいは準公用語としている国のTOEFL平均スコアが高いのはごく当たり前だが、日本の平均スコアは教育予算が決して十分とは言えないカンボジアやラオスなどとほぼ同じ水準にとどまっている。日本人は義務教育でも英語を学んでいるというのに、なぜ英語がこれほどできないのだろうか。

 記事は、日本は英語教育にかなりの力を入れているにもかかわらず、日本人がなぜ英語を流暢に話せないのか、学ぶ機会があるにも関わらず、なぜ進んで学ぼうとしないのかという疑問が生じると主張し、この疑問の答えとして「それは日本人が英語を学ぶ必要性に迫られていないからだ」と説明した。

 続けて「日本で暮らす多くの人にとって、確かに英語は必要ない」と指摘する一方、日本人は英語を学ばずに、一体どのようにしてグローバル化の波についていこうというのかとさらに疑問を投げかけた。

 また、この疑問に対し、「日本人はビジネスで英語が必要になると翻訳を利用している」と説明。日本の翻訳産業は非常に発達していると紹介し、「日本は翻訳産業の力に頼りつつ、英語を公用語あるいは準公用語としないにもかかわらず、最先端の科学技術強国となった極めて稀な国である」と指摘した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)