年末年始のこの時期、気を付けなければいけないのが、暴飲暴食。分かっていてもついつい眼前のごちそうに伸びる手が止まらなくなってしまう。人間にとっての食べ物とは単に栄養補給ではなく、娯楽の1つであり、ストレスを紛らわす手段の1つでもあるのだ。

 中国メディア・舜網は27日、「日本人は大食いコンテストを見てストレスを和らげている」とする記事を掲載した。記事は、昨今中国のテレビ界でグルメをテーマにした番組が増えているとしたうえで、「実は隣国日本でも、グルメバラエティ番組が人気を集めているのである」と説明。その中でも、テレビ東京系で放送されている「大食い王決定戦」シリーズはすでに27年の歴史を持つ長寿企画となっていると伝えた。

 そのうえで、1989年から特番として放送が始まった「大食い」シリーズの変遷を紹介。全国から集まった男女が複数のラウンドで競っていく形式で、現在では年間5-6回放送されており、毎回高い視聴率を獲得していると説明した。

 そして、このような「大食い」シリーズ番組が好評を博し続けている理由について、日本人たちは「単に見ていて面白いから」と考えているとした。また、日本人には可能な限り自らの欲望や行動を抑制するという国民性があり、「公の場で暴飲暴食する」という大食い王たちの行動が「日本人の不道徳感を刺激」するとともに、視聴者を現実世界のストレスから引き離すのであるとする分析を併せて紹介している。

 27年の歴史を持つと紹介された「大食い」シリーズだが、2002年から3年間にわたって放送されなかった期間がある。大食い、早食いブームが起きる中で中学生がマネをして窒息死する事故が発生したことによるものだが、健康や安全性への配慮を全面的に打ち出すことによって05年にリニューアルする形で復活したのだ。そこで完全に打ち切りにならなかった背景にはやはり、大食いの豪快さ、非日常感に対するニーズが根強かったことがあるのだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)