新暦の年越しを祝う今の日本と、昔ながらの旧暦の正月・春節を祝う中国。祝う時期の違い以外にも、その過ごし方や食べる料理も大きく違う。重箱にきれいに詰められた日本のおせち料理は、果たして中国人の口に合うのだろうか。

 中国メディア・今日頭条はこのほど、日本のおせち料理について紹介する記事を掲載した。記事は、「年夜飯」と呼ばれる年越し料理は中国人が最も重んじる年に1度の一家団欒料理であると説明うえで、「では、しばしば奇妙に思えるお隣日本の年越し料理はどんなものだろうか」とした。

 そして、欧米文化を崇拝し、旧暦の正月を祝うという伝統を捨てながらも、「日本人の年越し料理は彼らの伝統料理をメインとしており、盛り付けや色合いが非常に精緻で魅力的であると紹介。お重に所狭しと盛り付けられた伊達巻やかまぼこ、栗きんとん、煮豆、田づくり、こぶ締め、伊勢海老、カニなどの写真を掲載した。

 記事は一方で、「日本人の年越し料理は作りおきの冷たい料理だ」と説明。日本では新年期間中に火を使って料理することを忌み嫌う伝統があるため、あらかじめ作ったものを重箱に詰めることを紹介している。

 この記事やおせち料理の写真を見た中国のネットユーザーからは「冷たいものを食べて気分が悪くならないのか」、「中国人の飲食習慣にはきっと合わない」、「やっぱり中国のギョウザが美味しいと思う」、「本当に見た目は美しいが美味しくない。みんなしょうゆや砂糖で味付けしたもので、同じ味」など、今一つ受けの悪いコメントが寄せられた。また量が少なすぎるとの意見も。テーブルに乗りきらないほどの大皿料理が大量にならぶ中国式の料理から考えると、中国人がそう思うのも無理はないだろう。

 一方、「生鮮品や海産物が多く、調理もヘルシー。だから長寿の人が多いのだ」、「韓国よりはいい」、「自分は好きだ」といった意見もあった。

 多少日持ちするように作られているおせち料理は甘くてしょっぱいものが多く、味が単一で飽きやすい。しかし、おせちに飽きた舌を癒してくれる強い味方がいる。それがお雑煮だ。各地によってダシも味付けも中身も大きく異なるお雑煮だが、共通点もある。それは、汁をすすった時に思わず放たれる至福のため息だ。温かい食べ物を好む中国の人にとっては、重箱のおせち料理よりもお椀から湯気がほとばしるお雑煮の方が親しみやすいかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)