2015年9月にクレディ・スイスが発表した「グローバリゼーションの終焉か、さらなる多極化の世界か」と題するレポートでは世界20カ国の軍事力が比較されており、このランキングによれば日本は米国、ロシア、中国に次ぐ第4位という評価だった。

 この評価はストックホルム国際平和研究所(SIPRI)、グローバル・ファイアパワー(GFP)、そしてクレディ・スイスのデータに基づくものだが、中国メディアの今日頭条が25日付で掲載した記事は、グローバル・ファイアパワーが発表した2016年2月2日付の軍事力ランキングを取り上げ、3位の中国に対して日本が9位と大きく水をあけられているのはなぜかという点について論じている。

 記事は、日本の防衛力に対するロシアのある軍事専門家の見解を紹介、この軍事専門家は「もし日米同盟の基礎がなければ、日本の防衛力は大したことはない」と説明、小さな島国はどう転んでもより巨大な国家と渡りあうことはできないという見方を示した。

 さらに、日本には自ら誇りとする海空の自衛隊があるが、核兵器という兵器を擁している中国やロシアとは軍事力の点で比較にすらならないと説明。また日本の早期警戒システムや各種データも完全に米軍に依存するものであると指摘し、クレディ・スイスの報告書で、日本の防衛力が米国、ロシア、中国に次ぐ第4位となったのは「完全に米国のおかげ」だと主張した。

 日本が科学技術の点で世界に誇る実力があるにも関わらず、日本の防衛力がGFPで世界9位とされたのは、間違いなく平和憲法の存在と密接な関係がある。現代は過去のどの時代とも異なり、国家間がともに手を取り合って前進していくことが大切な時代だ。従って国家の実力を軍事力で計るより、むしろ平和な国際社会の実現にどれだけ貢献しているかを計るべきではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)