デビューから25年、「国民的アイドルグループ」と称されてきたSMAPの解散をうけ、同グループを象徴するテレビ番組だった「SMAP×SMAP」が26日に最終回を迎えた。その終了直前、日本にある中国大使館がツイッター(Twitter)上で「ありがとう、SMAP」というツイートを発信し、反響を呼んでいる。

 中国メディア・今日頭条は27日、「この日本のグループは、中国との関係が最も良かったグループかもしれない。解散によって日本の芸能界にも激震を呼び起こした」とする記事を掲載した。

 記事は、SMAPの解散については「他の国や地域では類を見ない独特な事例である」としたうえで、日本の芸能界のみならず社会全体に大きな衝撃を与えたことを紹介。また、解散の情報が中国国内でもほぼリアルタイムに拡散した事を挙げ「SMAPが中国でも大きな波紋を起こしたのは、一朝一夕のことではない。この日本の国民的グループと中国との関わりは、本当に密接だったのだ」とした。

 そして、2011年5月21日に当時の温家宝首相が訪日した際にSMAPと面会したこと、同9月には東日本大震災の支援感謝と日中国交正常化40周年を記念した北京公演を開催、12年1月には中国のテレビ局による収録に参加、中国語で曲を披露したことを紹介した。特に、温首相との会見は「ハリウッド級のスターでも受けられない待遇だった」と評している。

 さらに、10年に開かれた上海万博においてSMAPのコンサートが予定されていたが、会場の混乱などを考慮したうえで中止となり、メンバーも非常に残念がっていたというエピソードについても言及した。記事は、中国大使館が26日に発したツイートについて「解散するSMAPの、日中関係に対する貢献ぶりに感謝するものだ」と説明している。

 上海万博の騒動は6年前の話だが、何かもう非常に遠い昔の出来事のように感じる。それだけ、SMAPを巡るこの1年間の騒動が非常に激しく、日本社会や日本国民の感情を大きく揺さぶるものだった、ということなのかもしれない。今後も5人それぞれが活動する姿を見ることはできるだろうが、「SMAP」は過去のものになる。

 「スケートボーイズ」から選ばれた6人でSMAPが結成されたのが1988年。平成の始まりとほぼ同時に誕生し、現在まで駆け抜けてきた彼らの解散が日本国内に与えた衝撃は大きかった。しかしその衝撃は、われわれが思っているよりもさらに大きいのかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)