中国・上海にオープンした温浴施設が東京・お台場にある「大江戸温泉物語」という名称を掲げ、トラブルとなっている。

 中国側は名称の使用許可を得ていたと主張していることに対し、大江戸温泉物語側は22日、公式サイトにおいて「海外において大江戸温泉物語の名称を含む法人等を設立しておらず、また、海外のいかなる企業・団体とも資本提携・業務提携等を行っていない」と発表、中国側が名称を無断で使用しているとの見方を示した。

 中国メディアの新浪は26日、今回のトラブルの内容を伝えつつ、そもそも上海は天然温泉が存在しない土地であり、上海にある多くの温浴施設で使用されているのは地下から湧き出した天然温泉ではなく、人工的に加熱した「温水」などであると伝えている。

 記事は、上海には本当の意味で「地下から湧き出す天然温泉は存在しない」と伝えつつ、「温泉」という言葉を掲げて営業している温浴施設のうち、地中深くまで掘って地下水を組み上げている施設は少数であり、水道水を加熱して成分調整を行った温水で営業している施設もあると紹介。

 上海の人が天然温泉を楽しもうと思った場合は「遠くまで出かける必要がある」と伝え、上海を中心に半径300キロメートル以内に存在する天然温泉は南京市や寧波市など数カ所しかないと指摘。上海にオープンした温浴施設が本物の大江戸温泉物語でないことに「上海人は落胆したであろうが、上海に天然温泉が存在しないことも同様に落胆につながるものである」と伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)