中国が韓流コンテンツの締め出しを強化しているとの見方があるなか、中国メディアの中国投資咨詢網は22日、韓国の映画やドラマが中国で「締め出される」と同時に、日本の映画の人気が高まってきていると伝え、特にアニメーション映画「君の名は。」が大ヒットを記録していることは、「これまでの経緯からすればにわかに信じがたい」と伝えている。

 記事は、新海誠監督作の長編アニメ映画「君の名は。」が中国で大ヒットし、中国で公開された日本映画としては歴代最高の興行収入を記録していることを紹介。根強い反日感情が存在するうえ、韓流ブームが起きていた中国で突然日本の映画が大ヒットしたことは「にわかに信じがたい」ことであると主張した。

 続けて、「君の名は。」が中国で大ヒットしている背景について、まず「韓流コンテンツ」が中国市場から締め出されていることが大きな要因との見方を示し、韓国が地上配備型ミサイル迎撃システム(THAAD)の配備を決めたことで、中国が「限韓令」を発令したと紹介。それによって、中国のエンターテイメントの現場から韓流コンテンツが姿を消したと紹介し、「日本の映画にとってはライバルが減ったことになる」と論じた。

 また、中国で公開される前に日本や香港、台湾でもヒットしていることが話題となったことで、中国でも大きな注目が集まり、それが人びとの足を映画館に向かわせることになったと紹介。さらに中国の映画チケット販売サイトでのチケット割引販売などのマーケティングも成功を収めたと伝え、こうした要因が重なり、「君の名は。」は中国で空前のヒットにつながったとの見方を示した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)