クリスマスが今年もやってきた。街角には銀色のきらめきのクリスマスツリーが至るところに立ち、サンタクロースの帽子をかぶった人をたくさん見かけた。家族で、仲間どうし、恋人どうしでパーティーが開かれ、今年一番多くのローストチキン、フライドチキンが消費されたことだろう。しかし、それはおそらく、日本だけの話である。

 中国メディア・今日頭条は23日、「なに? 日本人はクリスマスにケンタッキーフライドチキン(KFC)を食べるって?」とする記事を掲載した。記事は、欧米を起源とするクリスマスが、今や世界的なイベントになりつつあるとしたうえで、英国では七面鳥を、フランスではケーキを、ドイツではジンジャーブレッドを食べると紹介。そして、日本では「なんと、われわれが日常的に見かけるKFCがクリスマスのごちそうになるのだ」と伝えた。

 そのうえで、この日本独自の「習慣」について、1974年に日本のKFCが初めてクリスマスの販促を実施し、それが成功したことで定着したと説明。KFCが日本に進出した70年代、文化的な理由によりフライドチキンがあまり日本人に浸透しないなか、「日本に七面鳥がない。仕方ないからクリスマスはフライドチキンで間に合わせよう」という客の話に啓発され、キャンペーンを展開するようになったと紹介している。

 記事は、「クリスマスといえばケンタッキー」という謳い文句に加え、「カーネルおじさん」がサンタクロースのイメージに近かったことから徐々に日本社会に浸透、「欧米人には理解できない、クリスマス=KFC」という模式を徹底的に作り上げたと伝えた。そして、今では10月にクリスマスの予約をする消費者が存在するほか、さまざまなクリスマス限定メニューが展開されるようになったとした。

 今ではKFCでなくてもクリスマスにローストチキンやフライドチキンを食べるのが一般的になった日本。スーパーなどで売られている調理済みのローストチキンには照り焼き風味のものが結構ある。チキンを食べること自体が「日本式」なら、その味付けも「日本式」なのだ。ちなみに中国ではクリスマスイブにリンゴを食べる。中国語の発音を理由とした、全くもって中国オリジナルの習慣である。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)