中国メディア・今日頭条は21日、日本の民宿の特徴を知ることによって「中国国内のレジャー観光との差がどこにあるかが分かる」とする記事を掲載した。

 記事はまず、中国で農村ツーリズムが急発展している今日において、「われわれが参考にするに値する事例がある」として、日本の伝統的な民宿を紹介。伝統的な木造建築の民宿である京都・松露亭、世界遺産と融合する岐阜・白川郷の合掌造りの民宿、100年の歴史を持つ京都の料理旅館白梅の3軒を挙げ、その特徴や魅力について説明した。

 そのうえで、「日本風の民宿が国内外で人気を集める理由」を3つ示している。1つ目は「伝統的な田舎の要素を残している」点だ。日本の民宿は多くが木造で畳の和室と、日本の和風建築を完全に体現したものがメインであると紹介。田舎の人情味ある家族的なテイストが濃縮されているとした。

 2点目は「豊富で多彩なアクティビティ」。日本の民宿経営者たちはその土地の特性を活かし、天然資源を十分に利用して、スポーツ、レジャー、娯楽などといった様々なアクティビティを用意しており、観光客を現地の生活の中に誘うと説明している。

 そして3つ目は「法律や条例による規範化」だ。たとえ辺鄙な地域の簡素な民宿であっても、営業するには認可が必要であると説明。また、整った監督管理や仲裁体制があり、日本民宿協会などの活動によって宿と宿泊客双方の利益が保障されているとした。

 中国伝統医学の発展を目指す中国では今、伝統医学をテーマにした観光資源の発展に取り組んでいる。生薬の栽培や加工の見学、伝統文化の体験、医食同源の考えに基づく食事、伝統医学の診療体験といったコンテンツが盛り込まれるが、現地の気候風土を活かしつつ伝統を守る日本の民宿・旅館の姿勢は大いに参考になることだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)