中国では今月に入って北京など北部地域を中心に大気汚染が深刻なレベルとなっている。スモッグに視界が遮られ、高速道路や空港の閉鎖なども起こっている。健康被害から身を守るため、市民たちはこぞってマスクや空気清浄機を購入しているようだ。できれば空気清浄機を持ち歩いて出かけたいと思っているかもしれない。

 中国メディア・駆動之家は20日、大気汚染が深刻化する中で、ある市民が高速鉄道の車両内に空気清浄機を持ち込んで運転させている様子が、このほどネット上で公開されて話題を集めていいることを報じた。

 記事は、ここ数日中国北部では記録的なスモッグに見舞われ、多くの市民が「完全武装」をしていると紹介。マスクや空気清浄機が必需品となる中、ネット上では「空気清浄機を持ち歩いてはいかが。コンセントをつなげばすぐ使用できる」というアイデアが示され、高速鉄道の車内に空気清浄機を持ち込み、プラグを座席下のコンセントに差し込んで運転させている様子を撮影した画像が出回っていることを伝えた。

 写真に映っているのは、中国メーカー・小米(シャオミ)製の空気清浄機のようだ。記事は、この画像を見た小米の雷軍CEOもネット上で「われわれは携帯版の空気清浄機を出すのではないか」とコメントしたことを紹介している。

 画像で用いられていたのも小米の空気清浄機であり、同社では27日に自動車などの座席に取り付け可能な小型のポータブル空気清浄機を発売する予定であることから、宣伝のための話題作りではないかとの声が中国国内のネット上で出ている。「ネタ」にしても、「ガチ」にしても、列車内に空気清浄機を持ち込んでも「あり得るかも」と思ってしまうのが、今の中国の大気汚染状況なのである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)王 功明/123RF)