中国ではサッカー人気が高いものの、中国代表はワールドカップ出場を逃し続けており、そのふがいなさが多くの中国人ファンを失望させている。そのためか、同じアジアでも世界に通用する強さの日本サッカーを強く意識しているようだ。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、日本はサッカー選手だけでなくサポーターのレベルでも高いと伝え、日本サッカーのサポーターを称賛する記事を掲載した。

 記事がまず指摘したのは、サポーターの「創造力」の高さだ。J2など観客が少ない試合では、段ボールで「ダミー」のサポーターを作り、観客席の賑わいを演出することで、選手たちの士気を高めようとしていると紹介。

 さらに、「ダミー」のサポーターには人間のサポーターたちとお揃いのTシャツとタオルを身に着けさせ、表情豊かに顔まで書く手の込みようを紹介。こうした応援の風景はもはや一種の「文化」にさえなっているとし、日本人サポーターと中国人サポーターとの間には創造力という点で極めて大きな差があると指摘した。

 また、自分たちを「12人目の選手」とみなす日本のサポーターは、試合前に自主的に椅子をピカピカに掃除し、試合中には自分のチームだけでなく、相手チームにも拍手を送ると紹介。W杯ブラジル大会で話題になったように、たとえ試合に負けてもゴミ拾いをしてから会場を後にするとも伝え、きれい好きな日本人の「ごみ文化」は、数ある日本の「サポーター文化」のなかでも最も尊敬に値する習慣だと手放しで称賛した。

 このように、日本のサポーターを高く評価する一方、記事は中国人サポーターが試合会場で相手チームのサポーターに投げかけるのは「罵りとペットボトルのほかに何かあるだろうか」と問いかけ、反省を促した。そして、日本人のような「気遣いにあふれた球場文化こそ、われわれに欠けているものではないだろうか」と、サポーターとしてのレベル向上を訴えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)