日中関係の低迷を背景に、中国では今なお日本製品の不買を呼びかける声が存在する。不買は特に日系車が槍玉に挙げられることが多いものの、中国自動車市場で日系車は好調な販売を維持している。

 中国メディアの捜狐はこのほど、日系車は度重なる不買運動の対象になっているにもかかわらず、2016年は販売台数が落ち込んだことがないと指摘、中国市場で日系車が支持される理由について考察している。

 記事は、「中国では日系車の不買を叫ぶ声は止んだことがない」とし、今や日系車の不買を叫ぶことは「愛国心を示す行為として捉えられている」と主張する一方、こうした逆風があっても日系車の販売台数が落ち込まない理由は「日系車に確固たる強みがあるためだ」と論じた。

 続けて、日系車の確固たる強みの例として「自家用車や高級車、または商用車であろうが、明確なポジショニングでターゲットに対して魅力ある製品を用意している」と指摘。自家用車向けの車であれば、中国の消費者がもっとも重視する安全性と燃費および車内空間を重視した車作りを行い、さらにほかの国の自動車に比べて実用性を重視していると主張した。

 また、日系車の車作りからは「顧客が抱える全てのニーズに応えようとする姿勢と、生活に寄り添う車を誠心誠意、作ろうとする姿勢が感じ取れる」とし、だからこそ日系車は初めて自動車を購入する中国人や運転を楽しみたい中国人に支持されているのだと論じている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)