日本メーカーの温水洗浄便座の爆買いをきっかけに、中国では「日本製品の品質が高いのは日本人が匠の精神を持っているから」という見方が広まった。近ごろは「中国人も匠の精神を持っている」という主張が増えつつあるものの、そうした主張が事例として挙げる分野は往々にして「中国伝統文化」に限られたものであることが多い。

 しかし、中国メディアの捜狐はこのほど、日本人の匠の精神は伝統文化のみならず、最先端の現代工業においても発揮されていると主張。その事例としてマツダの自動車技術を取り上げ、マツダの車には「恐るべき匠の精神」が反映されていると主張した。

 記事はマツダの「SKYACTIV TECHNOLOGY」に注目、この技術のもとにマツダは「人馬一体」の理想を実現したと伝え、さらにマツダはボディ・シャシー構造・材料・重量等の基幹技術を絶えず向上させ、これまでにない高圧縮比、高効能、高強度の車を実現したと伝えた。

 さらに、マツダは今なお研究開発に打ち込んでおり、2020年までに燃焼効率をさらに30%改善する計画でいると説明し、「こうした車作りはまさに匠の精神と呼ぶに相応しい」と指摘したうえで、中国の自動車メーカーと対照的な姿勢を称賛した。

 さらに記事は、記者がマツダCX-5で長距離旅行をした際の感想を紹介。マツダCX-5が長時間に及ぶ高速運転においても、強力な動力と滑らかなドライビングを保持することができ、「みなぎるトルク」が、いかなる状況下でも心が命じるとおりに車をコントロールする制御感をもたらしたと表現したうえで「恐るべき匠の精神」がマツダの自動車技術に反映されていることを実感したと主張した。 

 記事は、長距離旅行という実体験に基づき、マツダ車の乗り心地や信頼性を高く評価している。そして、その実体験からマツダ車に息づく匠の精神を感じ取ったということなのだろう。中国車も近年は品質が向上しているという報道が多いなか、マツダ車と同等の「強烈な消費体験」をオーナーに提供できる中国車が果たしてどれだけあるだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)