中国では近年、中国車が販売を伸ばしており、品質も過去に比べればずいぶん向上したという評価もある。だが、品質や信頼性、さらには故障の数という点を比較してみると、中国車と日系車の差は歴然としたものがあるようだ。

 中国メディアの易車は15日、中国車は近年、品質的に大きな進歩を遂げたとしながらも、日系車など合弁メーカーの車とはまだまだ大きな差があることを指摘し、ドイツのバーンスタイン・リサーチによる分析として中国車の「競争力不足」の原因を伝えている。

 記事は、中国車が日系車やドイツ車に敵わない理由の1つとして、まず「技術力が低く、基礎的な製造能力が劣っていること」を挙げ、中国の自動車メーカーは中国国外の企業から国外ではすでに淘汰された部品を購入していると主張。また、2つ目として中国メーカーは「速く稼ぐことに集中し、リバースエンジニアリングばかりしている」と指摘、イノベーションや革新を生む研究開発に取り組もうとしないため、技術の進歩が止まっていると論じた。

 さらに3つ目として、中国メーカーは新車開発に24カ月しかかけないと指摘、一般的な自動車メーカーに比べて「開発期間が短すぎる」と指摘。また、ドイツ企業のような厳格な生産工程があるわけでもなく、日本企業のような厳格な生産管理があるわけでもなく、中国企業には優れた生産システムもなければ優秀な人材も少ないとし、こうした要因が中国車の低品質につながっていると指摘した。

 記事が指摘している内容を総括すれば、中国の自動車メーカーはリバースエンジニアリングによって他社の製品を模倣しつつ、製品開発に時間をかけずに見よう見まねで車を作っているということになろう。中国車の品質が近年向上しているとは言え、日系車やドイツ車と肩を並べる品質を実現できたとしても、それはまだまだ先の話になりそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)