日本経済の停滞が続く一方で、中国経済は今なお成長を続けている。中国の経済規模が日本を抜いて世界第2位となったためか、中国国内では日本経済を軽視し、「中国経済はすでに日本を全面的に追い越した」という主張も一部で存在する。

 だが、中国メディアの東方頭条は13日、中国は改革開放によって急激な成長を遂げ、アジア最大の経済大国になったのは事実としながらも、「日本を全面的に追い越したという論調は間違っている」と指摘する記事を掲載した。

 記事は、日本がアジアで数少ない先進国であり、中国はアジア最大の経済大国であることから、中国では日中経済が比較の対象となることが多いと指摘し、「経済成長を続ける中国に対し、停滞する日本経済」という論調で比較される場合が多いと主張。一方、日本経済が近年停滞を続けているのは事実だとしながらも、「中国経済は日本経済にまだ大きく劣っているのが現実」であると指摘した。

 続けて、中国経済は規模こそ大きいが、質で見れば「経済大国であり、経済強国である日本には敵わない」と指摘し、日本の経済的な実力は中国人の想像をはるかに上回っていると指摘。世界で競争力のある中国製品は主に服飾や靴、おもちゃといった労働集約型の製品であり、知識集約型産業は今なお日本の競争力が中国を圧倒しているのが現状であると紹介した。

 中国経済が飛躍的な発展を遂げたのは誰もが認める事実だが、13億人もの人口がいて、安い人件費を背景に外資を積極的に導入してきた経緯を考えれば、その成長と現在の経済規模は特に自画自賛できる内容ではないと考えられる。これまでの成長モデルからの転換を成功させ、中所得国の罠に陥らずに成長を続けられるか、中国経済の実力の真価が問われるのはこれからだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)