人間には誰しも長所もあれば欠点もある。欠点や弱点は往々にして自身を不利な方向に導くものだが、場合によってはその欠点や弱点によってわが身が守られる、ということもあるのだ。中国メディア・今日頭条は13日、「日本には巨大な弱点が1つあるが、それが逆に台頭の基礎になった」とする記事を掲載した。

 記事は、近代以降に欧米列強が自身の利益のために世界各国を侵略し、植民地化していったと紹介。アジアでは特にその傾向が強かったが、「日本だけは唯一の例外で、明治維新を通じて強国になる夢を実現した」と説明した。そして、清とは異なり大規模な侵略を受けることがなかったばかりか、英国や米国は逆に日本を極東の強国にするべく支援したとも伝えている。

 そのうえで、日本だけが侵略を免れ逆に支援を受けるに至った背景には、「資源に乏しい島国」という「地理的な欠陥」があるとした。明治維新前の日本は豊かではなく、資源も不足しており、清朝が「肥えていて、そして弱い」ゆえに列強から目をつけられたことと、大きく状況が異なっていたと指摘。日本がもし本当に「黄金の国」であったなら、欧米列強の侵略に遭い、植民地になっていたはずであるとの見方を示した。

 また、当時は帝政ロシアが東方への勢力を企んでおり、英国が極東における「番犬」を求めていたと説明。中国にその役を担わせるべく支援を行えばやがて中国自体が強敵になると考え、不足する資源の確保を東南アジアの英国植民地に頼り、「ご主人様」に噛みつく可能性が低い日本にその役を担わせたとも解説している。

 英国や米国がその後、日本から噛みつかれる結果になったというのは何とも皮肉だ。ただ、中国を支援して帝政ロシアに対抗する大国にさせていたら、彼らにとってはもっと厄介なことになっていたかもしれない。かたや日本は、一度激しく米英に噛みついたものの失敗、すると戦後の冷戦期には再び極東地域の自由主義陣営の「番犬」的な役割を与えられた。そして、今度は主に米国の支援を受けることで国力を強め、経済大国として台頭することに成功したのだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)