法務省によれば、2015年末時点における在留外国人は223万2189人となり、うち中国籍は66万5847人に達した。これだけ多くの中国人が日本に滞在し、暮らしているわけだが、中国にいる中国人からすると日本で同胞たちが果たして幸せに暮らしているのか、気になるところもあるようだ。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、日本で生活する中国人同胞たちは「本当に中国より良い暮らしができているのか」と疑問を投げかける記事を掲載。富裕層の多くが他国へと移民するなか、「なぜ中国人は移民したがるのか」、「中国より他国のほうが幸せに暮らせるのだろうか」と疑問を投げかけている。

 記事は、中国人ネットユーザーの見解として、「国外旅行に行くと、どこの渡航先にも数多くの華人がいる」と伝え、それだけ多くの中国人がすでに移民していることを示すとの見方を示した。中国経済が著しい成長を遂げ、今なお成長を続けるなかで、一部の中国人が移民したがっていることが理解できない様子だ。

 確かに中国では数年前に富裕層を中心に移民ブームが起きたことがある。当時はカナダやニュージランドなどが人気の移民先だったとされるが、カナダでは中国系移民が増えすぎたことで現地では反発が高まり、永住権取得に関する移民プログラムの見直しが行われたほどだ。

 日本には投資移民プログラムはなく、現時点で永住権取得は決して容易ではないが、それでも一部の中国人は日本で生活したいと考えているようだ。記事には、中国人ネットユーザーから日本に住むことのメリットを指摘するコメントが数多く寄せられており、例えば「日本はまず食の安全性を心配する必要がなく、家も一生賃貸でも構わない。また、空気の質も中国とは比べ物にならないくらい良く、治安だって最高だ。社会保障も中国より手厚いし、中国より暮らしやすい国であるのは間違いない」という意見があった。

 また、「中国は貧富の差が大きすぎるし、社会保障も悪い。同胞たちの生活は決して楽じゃない。日本は教育水準が高く、子どもたちの未来を考えると良い移民先」という声もあった。寄せられたコメントを見ると、日本は中国より「生活しやすい」、「暮らしやすい」という点を指摘する意見が多く、日本で暮らしている中国人同胞たちは「きっと満足な暮らしをしているのではないか」という意見が見られた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)