日本トラック協会のデータによると、日本国内で昨年1年間に発生した事業用トラックの死亡事故件数は308件だった。2000年時点では759件であり、15年間で約60%減少したことになる。死亡事故ゼロが目標であることは言うまでもないが、これだけ死亡事故件数が減ったのは、業界や社会の安全対策が一定の効果をあげていることの表れと言えるだろう。

 中国メディア・駆動之家は12日、「日本の大型トラック、ある設計によって死亡率が大きく下がった」とする記事を掲載した。記事は、「しばしば交通事故に関するニュースを目にする。そして事故の多数は大型トラックと関係があり、大型トラックは多くの人の目に『道路における殺人者』と映っている」と紹介。トラックの事故が頻発する主な理由が、車体が大きい故に、車外に見えづらい部分や完全な死角が広く存在する点にあることを説明した。

 そのうえで、日本では大型のトラックやバスに対する基準がより細かく、資格を減らすために各種ミラーの設置が求められていることを伝えた。そして、「日本人はここからさらに極致を目指しており、中型・大型の車両には助手席側の死角が大きくなりすぎるのを防ぐために、助手席側には通常の窓の下部に安全窓が設置されている」と紹介した。記事は、安全窓の設計によって事故のリスクが大きく減少したと説明。「日本人によるこの実用的な発明には、やはり非常に高い独創性があると言わざるを得ない」と評している。

 中国国内を自動車で走っていると、言葉を失うほど荷物を大量に積み込んだトラックが、よろよろと走行しているのを見かける。ひっくり返っているトラックを見ることもある。過積載の問題は車両自体の安全のみならず、道路や橋などの交通インフラにもダメージを与える。中国ではミラーなどの安全装備もさることながら、安全に乗る意識をドライバーに浸透させる努力も必要だ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)