国産初のステルス戦闘機「先進技術実証機(X2)」が11月29日、岐阜県で飛行試験を行った。X2は中国では通称名の心神という名称で広く知られており、同時に日本国産のステルス戦闘機とあって高い関心を集める存在だ。

 中国メディアの東方頭条は10日、日本はX2の開発を通じて、将来において高い運動性能とステルス性能を同時に実現した戦闘機を開発しようとしていると伝える記事を掲載した。

 記事はまず、日本は未来の戦闘機が備えるべき能力として「先制発見・先制攻撃・先制撃破」を重視しているとし、X2はこれらの能力を備えることができるよう設計が行われていると主張。日本は国産戦闘機で「ロシアの戦闘機Su-35のような高い運動性と、米国の戦闘機F-22のような高いステルス性能を同時に兼ね備えた、世界をリードする万能戦闘機を作り上げたいと考えている」と報じた。

 続けて、戦闘機の構造上、高い運動性と高いステルス性能を同時に実現するのは非常に難しいことだと指摘する一方、日本はX2の運動性能については防衛省技術研究本部が研究開発を担当し、ステルス性能については三菱重工が担当するなど、開発主体を切り分けることで両立させようとしていると主張した。

 さらに記事は、X2はF-22やF-35、F-16といった米国の戦闘機の優れたデザインや構造を参考にしており、随所にその影響が見て取れると指摘し、その結果としてX2は高いステルス性能を実現していると予測されると主張。中国ではX2の後継機となるF3がお目見えするのは2030年くらいになるのではないかとの報道もあり、X2の開発状況と性能に高い関心が集まっている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF。F-22戦闘機)