中国における食品の安全問題は非常に深刻であり、あまりに頻発することからもはや大きなニュースにならないほどだ。一方、日本の食品は衛生管理や安全管理が徹底されているため、中国人から見ると「安全で安心して食べられる」という印象があるようだ。中国メディアの捜狐は6日、日本の弁当工場における衛生管理の徹底ぶりを紹介する記事を掲載した。

 日本の一部の食品工場では、日本語が出来なくても働けるためか、多くの外国人が働いている。記事の筆者である中国人も、来日したばかりの日本語が出来なかったころに弁当工場で働いたことがあり、日本人の衛生管理に対する「厳しさ」を直に感じ、驚愕したと綴っている。

 日本の食品工場は、作業を開始するまでが長い。記事は7つのステップを経てから作業に入ると紹介した。最初のステップは「ネットを被ること」。髪の毛が1本も出なようにするためだ。次のステップが、すべて白で統一された帽子付き作業服の上下、マスク、靴、エプロンをつけることだ。「全身がすっぽり覆われ、表に出ているのは眼だけという状態」と説明した。

 3番目のステップは、用意された「粘着ローラー」で作業着についた毛髪やほこりを入念に取り除き、残留物がないかどうか確認すること。4番目は、作業場への入り口に設置された「エアーシャワー」で毛髪や小さなほこりを吹き飛ばすことだ。

 5番目に、準備された「消毒タオルでエプロンをふき」、6番目に髪がはみ出していないか、衣服や靴はきれいか確認を受け、粘着ローラーで「検査」を受けること。この時に毛髪などの残留物が見つかると警告を受けて記録に残され、何度も繰り返すと「恐ろしいことにクビになる」と日本の工場の厳しさを強調した。そして最後に消毒された手袋をつけて「ようやく弁当を作る流れ作業に入る」ことができると紹介した。

 このように見ると、日本の食品製造業は食の安全・安心のために何重にも安全対策を実施していることがよく分かる。何事も適当に済ませる傾向の強い中国人は「だいたい」という意味で「差不多」という言葉をよく使うが、日本の食品工場では「差不多」は通用しない概念と言えるだろう。記事は、中国製の食品は自国民からも信用されていない実情を憂い、日本から「本当に学ぶ価値がある!」と日本の衛生観念の高さを称賛している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)