安倍首相は5日夜、12月26日と27日にハワイを訪れ、真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊することを明らかにした。安倍首相は「二度と戦争の惨禍を繰り返してはならない」とし、真珠湾訪問を日米の信頼関係を強化し、「戦後」に終止符を打つ機会にする意図があることを明らかにした。

 現職の首相が真珠湾を訪れて犠牲者を慰霊することは、米国だけでなく中国でも大きな注目が集まっているが、中国メディアの新華網は7日、安倍首相の真珠湾訪問は「本当に日本の戦後を終わらせることになるのか」と異議を唱える記事を掲載した。

 記事は「安倍首相と日本社会、そして米国社会が理解すべきは、過去の罪を誠実に悔いて謝罪しようとしない日本が他国の信頼を得るのは難しく、日本の歴史における罪を浄めることはさらに難しいということだ」と主張した。

 続けて「真珠湾を忘れるな」というフレーズに込められた真の意味を理解して初めて、日本は本当に戦後から抜け出すことができると主張。この主張には、戦中の日本の攻撃により被害を被った米国国民、そして何よりも中の国民の痛みを日本が本当には理解していないという見方が込められていると言えよう。

 また記事は、安倍首相の真珠湾訪問は「政治、外交における投機的心理」が反映されたものであり、決して日本の真の謝罪や悔恨を示すものではないと主張し、日本は戦後の迷宮から抜け出すことができないばかりか、また同じ過ちを繰り返す可能性さえあると主張した。
 
 真珠湾訪問により戦後に終止符を打ちたいとする安倍首相の決意に対し、中国メディアがこのように異議を唱えようとするのは、一言でいえば中国側は日本の謝罪が十分ではないと認識しており、真珠湾訪問で戦争の歴史を清算することはできないと主張するためであろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)