先月福島県沖で発生した大きな地震により、日本で4年ぶりに津波警報が発報され、最大で1メートル40センチの津波を観測した。日本では近ごろ、海岸にオレンジ色の旗を掲げて津波注意報・警報の発報を住民や海水浴客に知らせる取り組みが進んでおり、各地で訓練も行われている。中国メディア・今日頭条は2日、「日本でこれを見たら、とにかくまず逃げろ」として「オレンジフラッグ」を紹介する記事を掲載した。

 記事は、日本が非常に有名な観光大国であり、毎年多くの中国人を含む1000万人規模の外国人観光客が日本にやって来ると紹介。そのうえで「日本を旅行する中国人観光客は覚えて欲しい。これは誇張ではない」とし、海岸などでオレンジ色の大きな旗が振られている様子を撮影した画像を掲載。「日本の街、海、丘、観光スポットなどでオレンジ色の旗を見かけたら、速やかに安全な場所に逃げよう」、「旗が掲げられたり、誰かが振っているのを見たら、軽い荷物だけ持って安全な場所、できれば避難所を探そう」と説明している。

 記事はさらに「みんな知ってのとおり、日本は環太平洋火山帯の島国であり、地震の頻発国だ」とし、「オレンジの旗は地震がやってきたことを示すものである」と紹介。日本でオレンジ色の旗を見かけたらとにかく避難すべし、と繰り返し呼びかけた。

 記事のコメントには「日本に行かないから関係ない」、「日本にお金を落としに行くヤツは帰ってこなくていい」、「日本に行かなければいい」などといった冷ややかな声が並んでおり、何とも残念な心持ちがする。しかし、記事が紹介している内容は日本を旅行しようと考えている中国人観光客にとっては非常に有用な情報であることは間違いない。そして、年間に日本を訪れる中国人観光客の数を考えれば、なおさら中国で広く知られるべき情報と言えるだろう。

 神奈川県鎌倉市の海岸で始まった「海岸でオレンジフラッグを見たら津波のサイン」というルール。同県では警察や行政を含めた積極的な推進が行われており、その動きは日本全国に広がりつつある。日本国内での認知度をさらに高めると同時に、より多くの中国人観光客が日本を訪れる際の「予備知識」として理解されるようになることを願いたい。(編集担当:今関忠馬)